沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
気性、脚質、3歳、フランス人騎手。
マカヒキの凱旋門賞、条件は揃った。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2016/10/01 07:00
海外ブックメーカーのオッズでは、マカヒキは軒並み2番人気。果たして日本馬の悲願は達成されるのか。
自分のパソコンで馬券が買えるようになったなんて……。
それにしても、世界最高峰の凱旋門賞で、こうして予想の印を打ち、そして自分のパソコンで馬券が買えるようになったなんて、初めてこのレースを現地で観戦した22年前の'94年のことを思うと隔世の感がある。日本の人馬がここまで来たというひとつの到達点でもあり、技術の進歩でもあるのだろうが、ともかく、楽しみが身近になるのはいいことだ。
同じ10月2日には、日本で短距離王を決めるスプリンターズステークス(3歳以上GI、中山芝1200m)も行われる。
こちらには、マカヒキの全姉ウリウリ(牝6歳、父ディープインパクト、栗東・藤原英昭厩舎)が出走する。この馬と、武豊が騎乗するブランボヌール(牝3歳、父ディープインパクト、栗東・中竹和也厩舎)の馬連とワイドでも買おうかな、と思っている。
2頭ともディープ産駒だ。洋の東西で時間差をつけてディープ旋風が吹き荒れるか、楽しみに待ちたい。