1位は意外にもレアルでもバルサでもなく……。

　ということで、サッカークラブに限定した平均年俸トップ10を下記に挙げる。1ドル＝107円で換算している。

＜ 2015年、一人当たりの平均年俸が高いサッカークラブ ＞

1位：PSG（リーグ・アン）908万3993ドル／約9億7200万円
2位：レアル・マドリー（リーガ）864万1385ドル／約9億2500万円
3位：マンチェスター・シティ（プレミア）859万7844ドル／約9億2000万円
4位：バルセロナ（リーガ）808万3518ドル／約8億6500万円
5位：マンチェスター・ユナイテッド（プレミア）802万2247ドル／約8億5800万円
6位：バイエルン・ミュンヘン（ブンデス）766万0968ドル／約8億2000万円
7位：チェルシー（プレミア）746万2809ドル／約7億9850万円
8位：アーセナル（プレミア）695万0225ドル／約7億4360万円
9位：リバプール（プレミア）601万6263ドル／約6億4300万円
10位：ユベントス（セリエA）490万1757ドル／約5億2450万円

　トップ10の内訳を見ると、半分を占めるプレミア勢の羽振りの良さが目立つ。なおプレミア勢で一番下のクリスタル・パレス（全体177位。以下他競技も含む順位。171万2038ドル／約1億8400万円）でも、リーガ有数の強豪であるビジャレアル（192位、110万5478ドル／約1億1830万円）とほぼ同じで、平均給与の高さを感じさせる。

アトレティコはアストンビラより年俸が安い。

　逆にレアルとバルセロナの二大巨頭のイメージが強いリーガは、やはり“格差”が大きい。2強に続く3位はシメオネ監督率いるアトレティコだが、全体のランキングでは85位（299万5904ドル／約3億2050万円）。年俸だけで言えばプレミアのアストンビラ（80位、310万3695ドル／約3億3200万円）を下回っている。

　にもかかわらず、ここ3年で2度のCL決勝進出、そして2013-'14シーズンのリーガ制覇を果たしている。これは今季のレスター並みにエポックメイキングな出来事だったと言える。

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