パラリンピックへの道BACK NUMBER
夫婦二人三脚で手にしたリオ切符。
パラ柔道の廣瀬悠・順子、メダルへ。
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byShingo Ito/AFLO SPORT
posted2016/05/10 10:30
大学時代に視力を失った廣瀬順子選手。コーチとしても彼女を支えている廣瀬悠選手。
「夫婦でのメダルを目標にします」
<男子>
60kg級 廣瀬誠
66kg級 藤本聰
73kg級 北薗新光
90kg級 廣瀬悠
100kg超級 正木健人
<女子>
57kg級 廣瀬順子
63kg級 米田真由美
ロンドンパラリンピックでは、100kg超級の正木が獲得した金メダル1個に終わっている。
選考会を終えて、一緒に出場するという目標から、「夫婦でのメダルを目標にします」と切り替えた廣瀬悠と順子、世界で勝つことを考えて過ごしてきた北薗、ロンドンでは初戦の試合中に怪我を負い、続く試合では無念の棄権となった米田など、それぞれの軌跡を描いて、切符をつかんだ。
リオの舞台で、抱いた思いは成就するか。
選考会で勝利をつかんだ選手たちは、その日のために、すでに視線を先へと向けていた。