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“ももクロ”のリーダー、百田夏菜子。
羽生結弦、大谷翔平との共通点とは?
posted2016/04/14 07:00
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph by
Takuya Sugiyama
クルクルクルクル――。新体操のリボンを可憐に動かす百田さん。その姿はまるで漫画『タッチ』の南ちゃんのよう。これがトップアイドルの華やかさなのか……!
インタビューと撮影をさせていただいたのは、この春に行われた、ももクロ5大ドームツアーの真っ最中。さぞお疲れなのでは……という編集部の想像は、「よろしくお願いします!」と現れた百田さんの元気な声に、アッサリと打ち消されました。撮影からインタビューまで、終始エネルギッシュ。なるほど、このバイタリティこそが、時代の先端を走る世代の象徴なのかもしれない――と、圧倒され続けた2時間でした。
同世代アスリートとの多くの共通点が。
そもそもなぜ百田さんに、スポーツ雑誌である小誌へご登場いただくことになったのか。時は、Number創刊900号の企画会議まで遡ります。記念すべき号は、スポーツ界の未来を担っていく世代の方々を特集しよう――その方針の元にプランを考える中で、「アスリート以外の人の声も聞いてみたい」という編集部員たちの意見が多く挙がりました。では誰に話を聞こうか。そこで私たちの脳内に「!」と思い浮かんだのが、今をときめくトップアイドル、そしてまさに今号で特集しようとしていた世代ドンピシャの百田さんでした。
改めてこれまでの百田さんの活動、インタビューや発言を振り返ってみると、同世代のアスリートたちとの多くの共通点が見つかることに驚かされます。困難な時代を軽やかに駆け抜けていくポジティブさ、自分自身への厳しい目線、その一方で周囲やファンの人たちとの繋がりを大事にする優しさ、何が起きても動じないように物事を進める危機管理能力。そして何より、日々のステージに立ち、歌い踊り続ける、そのアスリートばりの身体性。今号にご登場いただくのにこんなに適した方はいない……!