最後の直線の瞬発力勝負に出るであろう2頭は？

　ものすごく強いのだが、ベストの距離より若干長いと思われるのが、スマートレイアー（5歳、父ディープインパクト、栗東・大久保龍志厩舎）とストレイトガール（6歳、父フジキセキ、栗東・藤原英昭厩舎）の2頭。どちらも、流れがどうあれ後ろで脚をため、瞬発力勝負に出るだろう。買うべきか、切るべきか、悩ましい。

　穴として面白そうなのは、逃げる可能性大のケイアイエレガント（6歳、父キングカメハメハ、美浦・尾形充弘厩舎）。予定していた中山牝馬ステークスを捻挫で使えなくなったが、ここ一本に絞って調整され、きっちり仕上がった。コンマ3秒差の6着だった昨年以上の走りを期待していいだろう。

　ここで結論。

◎ヌーヴォレコルト
○ショウナンパンドラ
▲ディアデラマドレ
△カフェブリリアント
×ケイアイエレガント

　そのほか、よく穴をあける「人気薄の4歳馬」として狙ってみたいのがウエスタンメルシー（父ブラックホーク、美浦・奥村武厩舎）だ。連勝して臨んだ前走の福島牝馬ステークスでは、抜群の手応えだったが、4コーナーと直線で前が詰まって競馬にならなかった。当日のパドックの気配次第で、馬連の相手に加えるか、複勝を買いたい。