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内田篤人が語るハリルホジッチ監督。
「言っていることは本当にスタンダード」
posted2015/04/06 16:30
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Sports Graphic Number
メルマガ「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」。
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
【1】~日本代表vs.チュニジア代表、試合後MIXゾーンより――(1)~
内田篤人、27歳バースデーに掴んだ新体制・初陣の勝利に……。
【2】~日本代表vs.チュニジア代表、試合後MIXゾーンより――(2)~
清武弘嗣、久々のスタメン、そしてトップ下で見えたもの。
【3】チュニジア代表戦翌日の練習後、香川真司に聞く――。
「細かいパス回しにプラスアルファして、ダイナミックさを」
【4】~日本代表vs.ウズベキスタン代表、試合後の声(1)~
内田篤人「監督の言っていることは本当にスタンダードですよ」
【5】~日本代表vs.ウズベキスタン代表、試合後の声(2)~
香川真司「監督のやりたいものを表現しつつも、縛られずに」
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【4】~日本代表vs.ウズベキスタン代表、試合後の声(1)~
内田篤人「監督の言っていることは本当にスタンダードですよ」
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3月31日のウズベキスタン戦が終わり、この日もまっさきに記者の前に姿を現したのが、前半の45分間だけプレーした内田篤人だった。
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――前半だけの出場になりましたが、その点については?
「僕個人としては(自身のプレー時間が)45分というのはわかっていたので、(ペースを)抑える必要もなかったですし。相手はデカイですけど、対人(プレー)だけ意識して。チームとしてはやっぱり、前から(プレッシャーをかけに)行こうという話があって。向こうはカウンターをあまり意識していなかったので、(自分たちが)頭を使って、もう少し引いて、おびき寄せてカウンターというようなことも出来れば……。一つの形だけじゃなくてね、守り方もよく出来れば良いですけどね」
――相手のフィジカルの強さに手こずった場面もありましたが。
「相手は前線にデカイ選手がいて、こちらも頑張ってはいましたけど、こぼれ球やセカンドボールをサクサクッと拾って、遠目からシュートを打ってきて……。シュートで終わると、向こうも(日本の次の攻撃に備える時間があるために)守れますから」
――後半に入って若い選手が次々とゴールを決めましたが……。
「まぁ試合展開的にけっこうハードだったね、前半から。その分、後半になるとこっちもバテていたけど、向こうもバテていたから。6人も交代できればね、うちには技術のある選手が多いですからね。宇佐美、大迫、(柴崎)岳もそうですけどね」
パスとかは速くなっているけど、シャルケの方がまだ速いから。
――この2試合を振り返ると?
「まぁ2つ勝てましたし。1失点はいらなかったですけどね。ああいうところは詰めていかないといけない。ブラジルはたぶん失点しないからね。3点、4点と取ると、そこからは(ボールを)回して遊んで……」
――あのような失点は課題だと?
「この前の試合でもクロスから危ないシーンがありましたし、向こうのシュートミスに助けられたシーンもあった。レベルの高い相手だと、エリア内のプレーの質もだいぶ違いますからね」
――ハリルホジッチ監督は勝つことにこだわる姿勢が強いと内田選手は話していましたが……。
「監督の言っていることは本当にスタンダードですよ。それを高く要求してくるけど、ヨーロッパではもっと高く要求してくるから。僕らはそういったところで毎日やっているからね。だから、チームとしてもっと出来ないと。クラブチームではやっているんだから、代表ではもっと出来ないと」
――まだまだ改善すべきところが多いと?
「パスとかは速くなっているけど、シャルケの方がまだ速いから。ハーフタイムにも言っていたけど、パンパンパン狙いすぎている部分もあると。ただ。意識はできているってことだけどね」