フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
町田とコフトゥンがGPファイナルへ。
残るNHK杯で出場権を得るのは誰?
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byGetty Images
posted2014/11/25 16:30
GPファイナル出場は3度目となる町田。一昨年は6位、昨年は4位と順位を上げており、今年は「三度目の正直」と意気込みを見せている。
では、GPファイナルに進出する選手は誰なのか?
先日、普通に歩けるようになったと報道されたが、出場の可否についてはNHK杯開催を数日後に控えた25日現在、まだ何も発表されていない。今シーズンのことだけではなく、これからまだ長い未来のある競技アスリートとして長期的な視点で判断をしてくれることを願う。
NHK杯では羽生のほかに、カナダで優勝した無良崇人、そしてロステルコム杯で2位だったセルゲイ・ボロノフらが出場する予定だ。順当にいけば、この3人が残りの3枠を獲得する可能性がもっとも高い。
女子では15歳のラジオノワが連勝し……。
一方女子は、15歳のエレナ・ラジオノワがスケートアメリカに続いて2連勝を果たした。2位のユリア・リプニツカヤと共に、GPファイナル出場が決定。すでに進出を手にしたエリザベータ・トゥクタミシェワ、アンナ・ポゴリラヤに加えると、これですでに4枠が決定したことになる。
NHK杯では、宮原知子、村上佳菜子、グレイシー・ゴールドの3人が優勝を争うことになるだろう。
いずれも第1戦目では3位だった3人のうち、NHK杯で優勝を射止めた選手が5枠目のGPファイナル出場権を手にする。またこの3人の誰かが2位になると、このフランス杯で3位だったアシュリー・ワグナー(スケートカナダ2位、フランス杯3位)と順位ポイント的にはタイになる。この場合のタイブレークは2試合の総合スコアで、ワグナーの総合スコアは363.74。
宮原、村上とも地元の観客の応援を力に、実力を出し切ってもらいたい。