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<起きてすぐが勝負!> 太らない朝活のススメ ~代謝の高い体を作る~
text by
林田順子Junko Hayashida
photograph byAsami Enomoto
posted2013/05/28 06:01
その秘訣をサプリメント博士が伝授。
なぜ朝が重要なのか。それは代謝と密接な関係があります。代謝の高い体は太りにくいというのは皆さんも知っていますよね。
どんな人でも一番代謝が低いのは寝ているとき。体は体温や代謝を下げて、省エネモードに入っているからです。朝になって、起きて活動するうちに徐々に代謝は上がり、やがて高止まりして、夜になって就寝するとストーンと下がります。つまり起きている間に限定するなら、省エネ状態から起動したばかりの朝が一番代謝が低いということです。ではどうすれば代謝は高くなるのでしょう。
代謝が上がり、体が動きやすくなっている日中はトレーニングに適した時間です。しかし高止まりしている代謝をさらに上げるには、それなりの運動が必要。これを日々続けるのはなかなかハードルが高いですよね。だから代謝の伸びしろが大きい朝、起きたばかりの時間帯を狙うのです。朝なら少しの工夫で代謝は効率よく上がっていきます。
「知らず知らず体操」で頑張らなくても代謝が上がる!
朝活のポイントは食事です。1日の総消費エネルギーの10%は食べることで消費されています。食べないダイエットというのはこの10%を捨てることになるのです。しかし起きた直後は食欲が湧かないもの。そこで起きたらまず水を1杯飲みましょう。これで空っぽの胃が刺激され、働きが活発化します。このとき胃腸のエネルギー源となるグルタミンというアミノ酸も一緒に摂取できれば理想的。
胃腸が活発化したところで朝食、といきたいところですが、その前に代謝を上げる運動を取り入れましょう。とはいっても、腕を上下、左右に振るだけ。肩甲骨のまわりにはエネルギーを燃やす褐色脂肪細胞があって、腕を振って肩甲骨を動かすと、この細胞が刺激されて、代謝を上げるスイッチが入ります。頑張らなくても代謝が上がるから、僕はこの動きを「知らず知らず体操」と呼んでいます。