スポーツはカタチから入る方なんですBACK NUMBER
頭脳を持ったスパイクがサッカー選手をサポート&パフォーマンスをアップ!
text by
奥山泰広&高成浩Yasuhiro Okuyama & Seikoh Coe(POW-DER)
photograph byNanae Suzuki
posted2012/12/22 08:01
ワールドカップ・アジア最終予選やコンフェデレーションズカップなど、
2013年はサッカーのイベントがメジロ押し。そこでアディダスの
「miCoach SPEED_CELL」に注目。
この画期的なサッカー用パーソナルトレーナーがスキル向上に、
さらには日本サッカー界の底上げになることを期待したい。
高 いやあ、先日のFIFAクラブワールドカップは面白かったね~。
奥山 あらっ、サッカー嫌いの高さんも見てたんですか。ま、下馬評どおりヨーロッパ代表のチェルシーと南米代表のコリンチャンスの決勝でしたが、どちらも世界最高レベルのチームだけあって、見応えのある試合でしたね。結局コリンチャンスが勝ちましたけど、勝利の女神はチェルシーに微笑んでもおかしくありませんでしたね。
高 サンフレッチェ広島も頑張ったよね。こうして世界最高峰と日本チームの戦いを改めて観戦すると、日本ってチームとしては実力が世界に追いつきつつあるけど、個人の選手としてはまだまだ差がある……と感じたのは俺だけかな!?
奥山 う~む、コリンチャンスのパウリーニョとかチェルシーのアザールとかと比べると、日本選手が見劣りするのは致し方ありませんね。
高 その差って、何? 身体能力の差? 練習量? サッカーの環境?
奥山 外国のトップ選手達の素質が素晴らしいのはもちろんですが、環境も大いに影響しているでしょうね。例えば南米の選手特有のボールタッチなんてのは、小さい頃から裸足でボールを蹴っているからと言われていますし。またヨーロッパ選手は視野が広く球際に強いのは、クラブチームのコーチングがしっかりしているので、恐らく練習の質からして違うんじゃないかと……。そうしたサッカー環境が、未来のスーパースターを生み出しているんでしょう。
高 でもサ、日本のクラブチームも充実しつつあるんでしょ。それに河川敷のグラウンドとかを見ると、昔と比べてずいぶんたくさんのサッカー少年がボールを蹴っているのが見られるようになったよね。
奥山 サッカー人口の底辺が広がるとともに、個人の実力も向上しています。現に長友(佑都)や本田(圭佑)のように、海外のトップチームで活躍している日本人選手が増えてきていますしね。これからますます期待できる筈ですよ。
「miCoach SPEED_CELL」で未来のメッシを目指せ!!
高 そういうサッカー少年は誰を目指しているのかね? 野球少年の場合、古くは王・長嶋だし、最近はイチローかな。俺はサウスポーピッチャーだったから、工藤公康のフォームと縦に落ちるカーブを必死に真似してたけどね。
奥山 そりゃあメッシでしょう。みんなメッシのようにドリブルでディフェンダーを抜いて、シュートを決めたいと思っていますよ。
高 なるほど。それで未来のメッシを目指して、どういう練習をしているんだろう。
奥山 リフティングに始まり、ボクサーやクロストゥタップスといった練習方法でボールタッチを修得。インサイド&アウトサイドのマーカーターンで方向転換を身につけ、さらに1on1、2on1で実践に則したテクニックを磨く……というのが基本でしょう。
高 おっ、2人のサッカー少年の父親だけあって、さすがに詳しいねぇ。そういう地道な反復練習はとても大事だよね。ところが、サッカーってその成果をなかなか実感できないのが辛いトコロだよね。
奥山 う~む、リフティングは回数をカウントできますし、シュートは本数を決めて練習することができます。でも、実戦を想定した練習では、選手は常に動いてますから、自分がどれくらい走ったかなんてわかりませんしね。
高 スピードだって緩急を織り交ぜているからな~。
奥山 まさかディフェンダーと対峙している最中に、ボールタッチの回数やドリブルの具合を覚えているワケにはいきませんからね(笑)。
高 だよね~。そこで、このアディダスの「miCoach SPEED_CELL(マイコーチ・スピードセル)」と「アディゼロF50」に注目!
奥山 お~っと。だから、さっきから机の上にあったのか……っていうか、クラブワールドカップの話も、このためだったんですね。
高 うん。長いフリですまん。