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一塁転向を決めた城島が、
持ち続けるチームへの思い。
~名捕手は「膝の回復」を待つ~ 

text by

永谷脩

永谷脩Osamu Nagatani

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posted2012/03/28 06:00

一塁転向を決めた城島が、持ち続けるチームへの思い。~名捕手は「膝の回復」を待つ~<Number Web> photograph by KYODO

昨年は38試合の出場に終わったプロ18年目のベテランが、今季は一塁の定位置確保に挑む。

「阪神に骨を埋める覚悟で!」

 メジャーから日本復帰を決めた城島健司はかつてこう言っていた。

 マリナーズを退団後、古巣ソフトバンクへ復帰すると考えた人も多かったはずだが、かつての二軍監督・古賀英彦に「王さんの下に戻るのが筋だと思っていたが、エージェントはここにしてくれと言われた以外に球団から連絡がなかった。その時、熱心に誘ってくれたのが阪神だった」 と語ったという。“チームを支える”という思いが人一倍強い城島だからこそ、恩義のある阪神を何とかしたいと考え、移籍後に無理を重ねていた。'10年オフに左膝の手術をしたが復帰を急いだため負担がかかり、昨年8月に再手術となった。

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