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<私とカラダづくり> 小島慶子 「自分を保つための“週1回・60分”」
text by
松山梢Kozue Matsuyama
photograph byAtsushi Hashimoto
posted2012/01/26 06:00
そこで雑誌Number Do「理想のカラダのつくりかた。」では、
100人のトレーニングに迫りました。
ウェブでは今回、ラジオパーソナリティーとして活躍する小島慶子さんの
カラダづくりを特別公開します。
華やかなアナウンサー業から、歯に衣着せぬ軽妙なトークを武器にラジオパーソナリティーに転身。昨年は38歳でグラビアデビューを飾るなど、常に新鮮な驚きを与えてくれる小島慶子。パワフルで活動的なイメージだが、意外にも幼少時代からスポーツの成功体験はゼロ。「ガリガリで薄っぺらい」カラダがコンプレックスで、20代までは肉体を「持て余していた」という。
両親が他人の前でカラダを動かすことを恥ずかしがる人たちだったので、運動の習慣はほとんどなく、ただぼんやり大人になった感じですね。20代前半はダイビングをやっていましたが、それもほとんど運動とは言えません。初めてカラダを動かすことを「楽しい!」と思えたのは、長男を妊娠中に通っていたマタニティスイミングで。そこで教わった臨月までできるストレッチをやるようになってから、「どうやらカラダを動かすのは楽しいし調子もいいぞ」って気付いたんです。
ピラティスを始めてカラダに起きた驚くべき変化。
週1回続けているピラティスと出会ったのは約2年前。仕事で体験をしたときに、先生に「なかなか筋がありますね」って言われたことが嬉しくて。普段使っていない筋肉を鍛える感覚も楽しいし、もっと自分の知らない筋肉を発見したいという好奇心からスタジオに通い始めたんです。
今は仕事や育児の合間を縫って予約を入れるのが難しくなってきたので、土日のどちらかにインストラクターのkaoriさんに自宅へ来ていただき、夫と交代で1時間ずつレッスンを受けています。
ピラティスを始めてからは、それまでただ薄くてまっ平らだったお腹に見たこともない筋ができてきてビックリ。腿の内側の内転筋や腿の裏側、体幹を集中的にトレーニングしていくと、Yの字だった足も筋肉がついて平行に近づいてきたんです。立った時になんとなくなだらかに繋がっていたお尻のラインも腿との境目が多少わかるようになりましたし、お尻の山の位置も高くなった気がします。「骨盤底筋を意識して」と言われてもまったくわからなかったのに、今ではやっと「コレだ!」とわかるようになりました。
そういう、自分にしかわからない小さな変化がすごく嬉しいんですよね。