ＧＲＯＵＰ　Ｃ

　イタリア、フランス、オランダ、ルーマニアと揃った死の組グループＣ。組み合わせが決まった瞬間にもう、長靴型のアペニン半島から「いてまうどー！」の雄たけびが轟いたに違いありません。

　よりにもよってドイツＷ杯決勝のイタリア－フランスがそろい踏み。そして決勝と言えばジダンの頭突き。ジダンは引退してしまったけど、マテラッツィの分厚い胸はいつでも頭突きばっちこーい！なはず。

　ガッちゃんことガットゥーゾも、いつでも監督にぶちかます準備はできているはず。　（ちなみにアンチェロッティにはほっぺムギュー＆激しいキス、リッピにはのど輪でしたが、果たしてドナドーニ監督には何をかますのか要注目。うっちゃりとか？）

　一方、フランスもＷ杯決勝のリベンジをかけて、対マテラッツィ用兵器を用意してないか？　ジダン２世の呼び声高いベンゼマあたりどうでしょう。名前もジダンなみのいい響きベンゼマ。

　ぜひ鉄砲玉として、マテ兄貴に突っ込んでいただきたい。そして頭突きとみせかけて華麗なリヨンルーレット（ゴロが悪い）だ。

　カンナバロが怪我で離脱しただけに、イタリアの守備にも穴ありか？　見逃せない因縁の一戦であります。

　さらに、いつどんな時でも「いい若手揃えてまっせ～」なオランダ。その中で、決して若手に見えない若手（主に頭髪方面が……）ロッベンから目が離せません。なんというか、すでにプレーも大ベテラン。

　そして今評判のナイキのＣＭ、選手視点で撮影されているオモローな一品ですが。あのＣＭの主人公は、アーセナルに所属し、オランダ代表ってことで、もしやファン・ペルシ？

　（利き足違うみたいだけど）イタリア戦、マテラッツィと対峙したら、あのＣＭみたいに前歯折られないよう気をつけてね！

ＧＲＯＵＰ　Ｄ

　今大会ナンバー１イケメンチームと言ったら、やっぱりスペイン代表ではないかと。

　「いいえ、誰がなんと言おうと、ウォッカの強そうなロシアが一番」とか、「イケメン山脈といえばスウェーデン」とか「タイガーマスクかぶせたら、デルピエロにかなう者なし」とか、いろいろ異論はあるでしょうが。

　ここは若さと肌のハリを重視して、スペインに認定。なんといってもＦＷのＦ・トーレス、旬ですな～。代表では未だあまりゴールを決めてないけど、今回はやってくれそうな気配ありあり。

　そしてＭＦセスク、クセになりそうなプレーと個性。ゴールも決めるＤＦセルヒオ・ラモス、レアル・マドリーに入団した時、なぜかゴール前で全裸記念写真を撮っていたのが気になります。

　今回は出場しないラウールを見てもわかるとおり、スペイン男子は年齢と比例して顔が長くなる傾向があるのだ。代表キャップと共にあれよあれよと伸びていく、そのアゴ。それはそれで男らしいんですが、今この瞬間ぎりぎり伸びてないＦ・トーレスのアゴが見られるのはＥＵＲＯ２００８だけ！

　対するギリシャは、いぶし銀の大人の魅力をかもし出すＧＫニコポリディス。ちょっと奥様！ギリシャのゴールをジョージ・クルーニーが守ってるって！　と、評判になった（？）前回大会から４年。さらに渋みを増してゴールマウスに立ちはだかってくれるはず。

　スウェーデンはリュングベリの怪我が心配だけど、ラーションの復帰が嬉しいお知らせ。アメリカＷ杯３位決定戦、現地で見たラーションは若かった。髪もふっさふさだった。

　しかし余計なものをそぎ落とし、経験を積み重ねたベテラン力は、スウェーデン代表にとって大きな助けになるはず。

　なんてこと言いながら、どうも何かたくらんでそうなのはロシアのヒディンク監督。Ｗ杯の日本のように、めっちゃ泣きみさせられる可能性もあり？　Ｄ組は油断ならん！