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どうなる第2期エディージャパン…超速ラグビーを掲げる“鬼コーチ”の目に留まりそうな新顔は?「注目の大学生」はポスト堀江翔太と1年生の逸材

posted2023/12/22 17:02

 
どうなる第2期エディージャパン…超速ラグビーを掲げる“鬼コーチ”の目に留まりそうな新顔は?「注目の大学生」はポスト堀江翔太と1年生の逸材<Number Web> photograph by Getty Images

8年ぶりに日本代表HCに復帰したエディー・ジョーンズ

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8年ぶりに日本代表HCに復帰し、12月14日の就任会見では「超速ラグビー」を掲げたエディー・ジョーンズ(63歳)。早くも大学生やリーグワンで活躍する新顔の発掘にも意欲を示しており、4年後のラグビーW杯へ抱負を述べた。今稿では、元日本代表で現在は解説者として活躍する大西将太郎氏にさまざまな意見が飛び交った“エディー就任”と今後の日本代表の展望を訊いた。

 ラグビー日本代表の新ヘッドコーチに就任することを発表したエディー・ジョーンズ。2015年W杯では強豪・南アフリカを撃破するなど、日本での実績は申し分ない。だが、前任のオーストラリア代表での成績(史上初のW杯予選プール敗退)のほか、イングランド代表HC時代を含めたそれぞれの協会やメディアとの衝突がとりざたされたこともあり、今回の“8年ぶりの再任”は世界的にも賛否の声が飛び交った。
 
「監督が誰になろうとも、まず選考のプロセスに不透明さを感じていたことが賛否を生んだ原因だと思う」

 元日本代表で、現在は解説者として活躍する大西将太郎氏は一連の動きを冷静に見つめる。

「個人的には、選手たちがどう感じているかの方が気になるところで、外野の我々は、決まった以上は応援することしかできないというのが本音ですね。ただ、SNSなどを通してたくさんの意見交換を見ましたが、それはとても喜ばしいことでもあります。日本代表に対する期待とラグビーに対する愛情がないと、議論は生まれません。エディーさん就任で時代が戻ったように感じる部分もありましたが、積み重ねも感じられました」

「ディフェンスコーチの人選が大事」

 先日の就任会見で、エディーは指針の一つとして「超速ラグビー」を掲げた。単純なプレースピードだけでなく、思考や決断の速さが必要になる。

「(判断の速さは)ラグビーというスポーツでは当然、必要となるものです。ただ、現状で語っている理想は、やや抽象的。前任期では日本人のアジリティを活かし、積極的にボールを動かすラグビーで結果を残しましたが、世界のラグビーも進化しています。今のトレンドはキックとディフェンス。特に守備はハイタックルの規制が厳しくなるなど、ルール変更も増えました。アタックの考えはあるでしょうから、新体制ではディフェンスコーチの人選が大きな要素になってくると思います」

【次ページ】 「“休まないボス”をコントロールできる陣営を」

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