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18歳、遠藤保仁デビュー戦の真実。
中村俊輔の共感、岡山一成の嫉妬。
 

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byJ.LEAGUE

posted2019/09/02 19:30

18歳、遠藤保仁デビュー戦の真実。中村俊輔の共感、岡山一成の嫉妬。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

遠藤保仁のJリーグデビュー戦は、横浜国際総合競技場で初めて行われた「横浜ダービー」だった。

サッカーは一人じゃ何もできない。

 遠藤はボールを大切にする、人を大切にする。その生き様がプレーに表れている。1試合目も、1000試合目も変わらない。

 Number985号で1000試合達成記念のインタビューを行なった。そこで語った彼の言葉を紹介したい。

「(サッカーの世界では)一人で流れを変えるってこと、なかなかないと思うんです。メッセージを出すほうとメッセージを受けるほうが感じ合って、流れは変わる。だから良いときも悪いときも、一人じゃ何もできない。だから周りを賢く見ていかないといけない。僕はそう思うんですけどね」

「1」があって、「1000」がある。

「1000」があって、あの「1」がある。

 サッカーは人につれ、人はサッカーにつれ。

 遠藤保仁の息づくパスは、サッカーというスポーツの真理を帯びる。

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