球道雑記BACK NUMBER

記念グッズ完売の伝説的“良い人”。
ロッテ福浦和也の2000本はいつ?
 

text by

永田遼太郎

永田遼太郎Ryotaro Nagata

PROFILE

photograph byKyodo News

posted2018/05/10 17:00

記念グッズ完売の伝説的“良い人”。ロッテ福浦和也の2000本はいつ?<Number Web> photograph by Kyodo News

地元の習志野高からドラフト7位で投手として'94年に入団した福浦(左)は、通算2000本安打まであと25本と迫っている(5月8日時点)。

25年目の特別グッズはほぼ完売。

 この春、千葉ロッテのオフィシャルグッズショップには「福浦安打製造所」のロゴが入ったグッズが並んだ。

「創業25年~おかげさまで四半世紀~」なるキャッチが綴られて、プロモーションには薄緑色の作業衣を着た福浦の写真が使われた。そんな福浦の心意気もあって、9800円で売られたその作業衣は即日完売、トートバッグ、缶バッジ、ボールペン、ご挨拶用タオルのグッズも5月8日現在、品切れ状態で、他のグッズも残りわずかとなっている。

 営業サイドも福浦さまさまである。

 望月も彼の性格についてこう話す。

「彼(福浦)は性格が良いので、周りの人達が、2000本安打のためにほんのわずかでも役に立ちたいと思うんです。自分で努力をして、そこまでヒットを打った選手だとは思うんですけども、彼の性格から『自分一人の努力で打った』などとけっして言わないでしょうし、周りへの感謝も忘れない。

 僕らもあそこまで努力を出来る選手は凄いと思って見ていますし、だからこそ僕だけでなく周りにいるスタッフ全員が0.1本分でも力になれたらと思って、接している、そういう選手だと思います」

 たくさんの人達の想いを背中に受け、今日も福浦は万全の準備をして打席に立つ。

BACK 1 2 3 4
福浦和也
高畑導宏
千葉ロッテマリーンズ

プロ野球の前後の記事

ページトップ