ワインとシエスタとフットボールとBACK NUMBER

代表選考前にハリルホジッチを直撃。
「本田や香川は出ていないが……」

posted2017/03/15 17:00

 
Jリーグの試合(柏vs.G大阪)を視察するハリルホジッチ監督。左端は西野朗技術委員長、右端は浜野征哉GKコーチ。

Jリーグの試合(柏vs.G大阪)を視察するハリルホジッチ監督。左端は西野朗技術委員長、右端は浜野征哉GKコーチ。

text by

田村修一

田村修一Shuichi Tamura

PROFILE

photograph by

AFLO

 FIFAワールドカップ・アジア最終予選のUAE戦(3月23日)、タイ戦(同28日)に向けての日本代表選手発表が3月16日の木曜日におこなわれる。最終予選の初戦で対戦し、ホームの埼玉で一敗地にまみれたUAEとのアウェーゲームは、サウジアラビア、日本、オーストラリア、UAEの4チームが勝ち点1差でひしめき合う中で、日本にとって運命をかけた試合である。

 この予選の行方を直接左右する試合に向けて、ヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表監督は、選手たちをどう評価し、どんな基準から選ぼうとしているのか。

 本人から直接聞き得た最新の言葉から、その方向性を探ってみたい。

選手のレベルは、5つの色で分類しているという。

「代表候補リストには51人のフィールドプレイヤーと5人のゴールキーパーがいる」とハリルホジッチはいう。

 その全員について、Jリーグ所属選手は監督やスタッフがスタジアムに出向き、海外組はテレビで試合をチェックしているという。ときには現地にもスタッフを派遣することもある。そして、それぞれの選手に点数をつけ、上から青、緑、黄、オレンジ、赤の順で5段階に色分けしている。

「選手に言っているのは、監督やスタッフが試合を見ているのだから、違いを見せつけろ、ということだ。まずプレーのクオリティに関して。それから行動に関しても。代表選手である限り、何をしてもいいものではない。模範でなければならない」

 採点の基準は、ハリルホジッチが、まずスタッフにプレーの見るべき点を伝える。例えば守備では「どれだけプレスをかけているか」がポイントとなる。日本の問題のひとつが、プレスの欠如であると彼はいう。

「プレスをかけ続けることができず、相手に寄せきれないし、予測して相手のスペースを消すことができない。特にペナルティエリア内でのマークの甘さは致命的になる」

【次ページ】 横にパスを出す選手を、彼は選ばない。

1 2 3 NEXT
1/3ページ

ページトップ