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「レーブは時代遅れにならない監督」
ドイツがEUROに持ち込む戦術の数々。 

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木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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posted2016/06/08 11:00

「レーブは時代遅れにならない監督」ドイツがEUROに持ち込む戦術の数々。<Number Web> photograph by AFLO

若い才能が続々と生まれ続け、2014年W杯の優勝を知るベテランも多く残る。ドイツに死角は見当たらない。

相手の予想を超えるフレキシビリティを。

 ハンガリー戦後、レーブは会見で語った。

「ゴールが必要なときに、この攻撃的な布陣を採用する可能性がある。相手の予想を超えるフレキシビリティが必要だ」

 今大会は出場国が24に増え、優勝までの試合数が6から7に増えた。レーブは「体力的にも精神的にも、よりタフさが求められる」と予想している。その意味でも、戦術の選択肢が多ければ先発の固定を避けることができ、エネルギーを維持するうえでアドバンテージになる。

 追う立場から追われる立場になり、さらに試合数が増え、もはや1つのスタイルだけではトーナメントを勝ち上がれない。いかに変幻自在の戦術で、相手を翻弄できるか――。レーブの采配が、世界王者の命運を握っている。

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