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代表指揮官ハリルホジッチが語った、
チーム新戦略と本田・岡崎への注文。

posted2016/03/22 12:00

 
2018年ロシアW杯へ向け、今年は3月にアジア2次予選の残り2試合、9月からはアジア最終予選が控えている。

2018年ロシアW杯へ向け、今年は3月にアジア2次予選の残り2試合、9月からはアジア最終予選が控えている。

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Masaru Tatsuki

 インタビュー室に入ってくるなり、指揮官は大らかな笑顔で握手を求め、どっかりと椅子に腰を下ろした。2月には欧州でプレーする日本人選手の視察と会食のため、ドイツ、イギリス、イタリアなど各国を飛び回り、Jリーグ開幕に合わせて日本に帰国してからも、忙しい日々が続いているという。

 日本代表監督就任からちょうど1年。Number898号(「指揮官ハリルホジッチの設計図。」)では、初の独占取材に成功した。分単位で動く指揮官の時間を少しでも節約しようと、インタビュアーの田村修一氏がフランス語で今回のテーマを単刀直入に伝える。

 あなたが描くロシアW杯までのグランドデッサンと監督としての哲学とは――。

 「OK。さあ、始めよう」。力強い一言とともに、ハリルホジッチ監督との対話は始まった。

本田に、岡崎に、求めること。

 まずは、欧州視察の成果について問うと、本田圭佑を始め、岡崎慎司、香川真司、長友佑都、吉田麻也と日本代表の中核メンバーの名前が次々にあがった。

 ACミランで黒子役に徹する10番として活路を見出し、チームの信頼を勝ち得た本田には、「もっと高い位置でのプレーを求めた。ミランでの本田は右サイドでプレーしているが、代表で彼に求めるのは16mのスペースで危険なプレーをすることだ。フィニッシュのところでもっと存在感を発揮して欲しい」と要望を伝えたという。

 プレミアリーグで首位を快走するレスターのFWとして躍動する岡崎についても「レスターでの岡崎は守備の仕事が多く、ときにボランチの位置にまで下がる。だが私がオカに求めているのはストライカーとしてのプレーだ」と要求のハードルは高い。

 一方、開幕したばかりのJリーグでプレーする国内組にも、もちろん目を配っている。

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