箱根駅伝注目校の指揮官にお話を聞く、NumberPREMIERオリジナル動画の動画シリーズ「監督、根掘り葉掘り」。中央大学の藤原正和監督をお迎えしました。
前回大会で2位に入り、躍進をした名門・中央大学。藤原監督は以前からエースである吉居大和選手が4年生になる今回の100回大会で「優勝を目指す」と公言してきました。そして迎えた今季は出雲駅伝7位、全日本大学駅伝は4位と、そのポテンシャルを考えるとやや苦戦をしていますが、インタビューをすると指揮官の表情はとても明るいものでした。
11月のトラックでの記録会において、エースの復調、主力の成長も見られ、また最後の一ケ月での箱根駅伝に向けた仕上げ、調整に関しても手ごたえを抱いているようです。
だからこそ、今季ここまで二冠の絶対王者・駒澤大学についての分析も冷静です。
「圧倒的な選手層と3本の柱(鈴木芽吹、篠原幸太朗、佐藤圭汰)がしっかりしているという意味では、隙がないですよね。出雲と全日本を見ていて思うのは、両駅伝とも2区に佐藤圭汰君がいたというのが、チームに安心感を与えていたと思います。もし1区が失敗しても彼が何とかしてくれる、前のほうで繋げれば先頭に立ってくれる。その意味で、彼こそが今の学生長距離界最強のゲームチェンジャーと言っても過言ではないのかな、と。そこに駒澤大学の強さが集約されていますね」
ーー佐藤圭汰選手が最強のゲームチェンジャーですか?
「……強いです!(苦笑) でも、歴代最高戦力の駒澤大学にチャレンジできるという意味で、楽しみな大会になるのではないかな、と思っています」
そのほか、動画のインタビューでは
●八王子ロングディスタンスで吉居大和が得た手応え
●吉居兄弟の影に隠れがちだが注目してほしい4年生
●引退後もランナー体形を維持できている「納得の理由」
●青学大・原晋監督に対してこぼれた本音
●箱根駅伝の未来に必要なのは「休息」…その真意は?
●現役時代に2回だけ経験した「火を噴く走り」
などなど、さまざまなテーマでお話を聞きしました。
まさに言葉通り「根掘り葉掘り」の58分、現役時代から変わらない熱さと、指導者としての公平さを併せ持つ藤原監督の素顔をご覧いただけると思います。お楽しみください。
◆概要
出演: 中央大学陸上競技部・男子長距離ブロック監督 藤原正和
MC : 佐藤俊(ライター)、涌井健策(NumberPREMIER)
収録日:2023年11月29日
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◆出演者プロフィール
藤原正和Masakazu Fujiwara
1981年、兵庫県生まれ。西脇工から中央大学に入り、箱根駅伝では5区、5区、5区、2区を走って見事2度の区間賞を獲得。大学4年時のびわ湖毎日マラソンでは2時間8分12秒の初マラソン最高記録&学生最高記録をマークした。ホンダで活躍後、2016年に母校の指揮官に就任した。
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