全日本のマットが、船木誠勝、曙らのシリーズ参戦で盛り上がっている。
「オイ、船木、プロレスをやれ!」
そんな声が飛んだのは、9月13日の東京・後楽園ホール、船木vs.稔(フリー)のシングルマッチ。だがこうしたヤジの一方で、90kgに満たぬシェープアップされた赤銅色の肉体に驚き、掌底の連打にどよめく。お客さんの反応はまちまちだった。結果は、8年8カ月ぶりの本格復帰を果たした船木が変化技で食い下がる稔を8分54秒、バックドロップでねじ伏せ、キャリアの違いを見せつけた。
40歳にしてプロレス再デビューの「新入生」。
船木の再デビュー戦は8・30両国国技館のタッグマッチだったが、「やっぱり新入生というか、転校生みたいな感じですね」と実戦のカンがつかめず、まだ戸惑いを隠せないでいる。
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photograph by Hiroki Watanabe