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「休むというのは考えられない」2007年の巨人・小笠原道大が原監督のもとで体現した“強さ”と意識した中日・落合監督の“眼”「落合さんは『相棒』の杉下右京ですよ」
2006年の原巨人はどん底だった。
原辰徳は、前年5位に沈んだ堀内恒夫から監督のバトンを引き継ぎ、立て直しへ奔走したが、借金14の4位に。球団史上初の2年連続Bクラスと辛酸をなめた。「これだけ弱いチームで野球をしたのは生まれて初めてだ」と嘆く中、再建は急務だった。
その秋、FA戦線の目玉は小笠原道大。日本ハムの主力打者として、打率3割1分3厘、32本塁打、100打点で本塁打と打点の二冠王に輝き、25年ぶりのリーグ優勝、44年ぶりの日本一へとチームを導いたバットマンである。小笠原がFA宣言すると、原は自ら交渉の席に出向き、獲得への熱意を訴えた。「上手い選手はいらない。強い選手を求めている」が口癖の原にとって、小笠原は自ら模範となり、その背中で若手に「強さ」を示せる男だったからだ。
小笠原が当時を振り返る。
「プレー以外のことも評価されて、今のジャイアンツに足りないものを若い選手に伝えてほしいという話もありました。ファイターズは日本一になりましたし、これからのチームでチャレンジしたい思いもあって、ジャイアンツを選びました」
「(原監督は)発する言葉のインパクトが強い」
2007年シーズンが幕を開けた。至近距離で接することになった指揮官・原に、どんな印象を抱いたのだろうか。
「イメージとしては“陽”ですね。長嶋さんの明るさを引き継いでいる。選手ファーストで、常に気にかけてくださり、プレーしやすい環境を作ってもらいました。コーチと一緒に美味しい食事を振る舞っていただき、英気を養うこともありました」
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