今年のWBC決勝で、日本がリードした5回に同点弾を放ったチュ・シンスを憶えているだろうか。日本代表選手の多くがその後、故障やスランプに苦しむなか、チュはメジャー唯一の韓国人野手として活躍している。
意識改革によって手に入れたメジャー定着。
27歳になった今季、メジャー5年目にしてインディアンスのクリーンアップに定着。リーグ3位タイの90試合に出場して打率2割8分7厘、13本塁打(7月19日現在)という安定した成績を残す裏には、意識改革があった。「心の持ち様を変えてみたんだ。打撃の調子が悪いとき、去年までは試合が終わっても、どうして打てないんだと考え込んでいた。スランプがスランプを呼び込んでたんだね。でも今年はどんなに調子が悪い日があっても、今日は今日で終わり。また明日は新しい試合が来るさ、って切り替えられるようになったのが大きい」
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photograph by Yukihito Taguchi