MMA転向を宣言して以来、UFC参戦を表明していた石井慧が6月になって急遽方向転換。戦極を主催するワールドビクトリーロードと選手契約を結び、年内にも国内デビューする見通しとなった。詳細は明らかにされていないが、契約期間は2年。「本人の意志を尊重して、海外でも試合ができる内容」(戦極・國保尊弘広報)だという。巷では「あれだけアメリカ、アメリカと騒いでいたのになぜ?」という声もあがっているが、石井にとっては吉と出る軌道修正になるのではないか。
UFCではMMA未経験の石井が“潰される”可能性は高い。
というのも、アメリカ国内でのPPVをメインの収入源にしているUFCでは、アメリカ人選手が主役になる傾向が強い。いくら石井が五輪金メダリストの肩書きを持っていても、長い目で“育てて”もらえるとは限らないのだ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Takuya Sugiyama