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ジョーダンが抜擢した、元チームメイトの挑戦。

 マイケル・ジョーダン(シャーロット・ボブキャッツ共同オーナー)は昔から、すでに実績がある人よりも、これから才能を発揮しそうな人や会社と組むことが好きだった。長年彼の専属トレーナーだったティム・グローバーしかり、契約したときにはまだ中小シューズメイカーにすぎなかったナイキしかり。

 それを思うと、5月にボブキャッツのヘッドコーチに抜擢したサム・ビンセントは、実にジョーダンらしい選択だった。

 NBAでのコーチ経験はアシスタントコーチ1年だけの44歳。といってもコーチ経験がないわけではなく、南アフリカ、ナイジェリア、ギリシャ、オランダといった海外のクラブチームや国代表、そしてNBA傘下のNBADリーグでヘッドコーチを務め、各地で結果を出してきた。去年夏に日本で行われた世界選手権でナイジェリア代表を率いて決勝ラウンドに進出、アフリカ旋風を巻き起こしたことは記憶に新しい。選手として7シーズンNBAでプレーした経歴もあり、NBAを知らないわけでもない。

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