後半戦出足好調で、セ・リーグプレーオフ争いの台風の目となりそうなヤクルト。大きな要因は、若い捕手の台頭にある。
まずは6年目の福川将和。リーグ戦再開後、6試合で5本塁打を放ち、彼が打てば負けないというジンクスを生み出した。その福川が自打球を左足すねに当てて欠場した時、古田敦也監督が次の女房役に指名したのは、11年目の小野公誠でも、8年目の米野智人でもなく、3年目の川本良平だった。ずっと二軍暮らしの選手だったが、7月7日の巨人戦で初先発すると、初安打が3ランという離れ技をやってのける。リード面でも完封リレーに貢献し、一躍ヒーローとなったのである。
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