選抜優勝の沖縄尚学を破り、沖縄代表に輝いたのは浦添商である。エース・伊波翔悟は昨夏沖縄大会で、準々決勝から決勝再試合(決勝戦は11回降雨引き分け)まで4試合連続完投という鉄腕ぶり。また、今年春の九州大会は準決勝の鹿児島工戦の完封をはじめ4試合すべてに登板し、準優勝の原動力になった。
ストレートの最速は超高校級右腕、東浜巨(沖縄尚学)をしのぐMAX148キロ。速いだけではない。スライダー、チェンジアップ、カットボール、ツーシームを交えたピッチングを身上とする。緩急のコンビネーションの冴えは「腕を振って内角にストレートを放れるからそういう変化球が生きてくる」(神谷嘉宗監督)という言葉からも判断できる。
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