わずか数時間前に、しびれるような試合が終わったばかり。この原稿を今、シンガポールのホテルで書いている。AFC・U―17選手権、準々決勝で、U―16日本代表はイランを破り、ベスト4進出を決めた。この結果、来年韓国で開かれる、U―17ワールドカップへの出場権を手にしたのである。
試合そのものは、決して満足いくものではなかった。14分に先制したまではよかったが、その後、重心は次第に後ろへ。チーム立ち上げから掲げてきた、「人とボールが動くサッカー」は影を潜めた。82分にはついに追いつかれ、延長を含めた120分間、我慢の連続だった。
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