球団のメディアガイドによれば、201cm、130kgとある。だが、体重の方はかなり疑わしい。最近のメジャーでは、アメリカ社会の肥満化傾向が反映されて、スラリとした長身というイメージを覆す体型の投手が増えたが、2001年にデビューしたインディアンスのC・C・サバシアは、そうしたトレンドを象徴する体躯の持ち主だ。
もっとも、その“逞しさ”は見かけだけではない。自己最多タイの17勝をマークした9月8日の対エンゼルス戦では、左胸と右膝に直撃ライナーを2度受けながら、小走りで駆け寄ろうとするトレーナーを、2度とも手を振り払うジェスチャーで制止し、結局最後まで投げ切ってしまったのだ。
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photograph by Yukihito Taguchi