#691

記事を
ブックマークする

日本を置き去りにして拡大する海外MMA興行。

2009/03/08

 MMA(ミックスト・マーシャルアーツ=総合格闘技)のマーケットはUFCの独占が当分続く。それが関係者の一致した見方だった。事実、対抗勢力と見られていたボードックファイトも、いつのまにかフェードアウト。UFCはPRIDEなど他のMMA組織を傘下に収めながら、どんどん巨大化するものと予想されていた。

 しかし、世の中は全てUFCの思い通りにいくとは限らない。10月11日にはUFCヘビー級王者ランディ・クートゥアーがUFCに突如辞表を提出した。クートゥアーといえば、44歳という高齢ながらオクタゴンで2階級を制覇。抜群の人気を誇っていた。そんなUFCの顔が突如離脱するというのだから事は穏やかではない。続いて10月15日、米国ニューヨークでM-1グローバルが記者会見。“元”PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードルと2年間6試合契約を結んだと発表した。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Susumu Nagao

0

0

0

前記事 次記事