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伝説の人「タナケン」の静かすぎる死を悼む。

 田中健二郎氏が昨年12月29日に亡くなっていたことを今年になって知った。74歳の誕生日目前というタイミング、日本人男性の平均寿命にも至らない他界である。氏が日本のレース界に対して為した仕事の大きさを思うと、そのあまりにもあっけなく密やかな報せに呆然とせざるをえなかった。

 田中は15歳でオートレースの世界に身を投じ大活躍して頂点を極めた後、突然引退してホンダの契約ライダーとして二輪ロードレースに転向、1960年のドイツGPでは世界の強豪相手に3位に入賞、日本選手として世界GPで初めて表彰台に上がっている。

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