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サッカー界、最先端の“体のケア技術”とは。

2009/03/08

 選手の“体のケア”の話をしよう。

 サッカーが巨大ビジネスになった今、選手は数億円稼ぐサラブレッドのように大切に扱われている。たとえば日韓W杯前にベッカムは骨折を治すために高濃度の酸素ルームを利用したし、ACミランが“ミランラボ”と呼ばれる研究室で、選手の体調を管理していることは有名だ。

 そして今季、ついに“遺伝子”の分野にまで足を踏み入れたクラブがある。ドイツのレバークーゼンだ。レバークーゼンはミュンスター大学の協力を得て、遺伝子レベルで選手の体が食物に対してどう反応するかを調べているのだ。これによって「A選手はサボイキャベツを、B選手はカリフラワーを食べると尿酸値を下げる効果がある」といったことがわかった。食事によって体内の解毒が効率よくできれば、細胞の働きが活性化してケガが早く治る、というわけだ。さらに、キスタスという樹木の煮出し汁に両足を30分間つけて、体内の老廃物を体外に出すこともやっている。簡単に言えば、アロマテラピーの一種。高級エステ顔負けだ。

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