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新監督ブラウン就任で、「赤ヘル旋風」の予感。

2009/03/08

 チームが外国人監督を招へいするときは、2つのケースがある。根底からチームの改革を頼むというロッテ・バレンタイン流と、次代の監督へのつなぎ役を任すという日ハム・ヒルマン流だ。広島の新監督ブラウンは、明らかに後者である。

 広島はこの8年間、Bクラスが続いている。FAによる主力選手の放出、高卒ルーキーを育成しながらのチームづくりなどの事情もあり、声がかかったOBも監督就任には二の足を踏んでいたと聞く。こういうときは何のしがらみもない外国人監督の起用が、思い切った育成を可能にさせる。そこで白羽の矢が立ったのが、マーティ・ブラウン。'92年から3年間、広島でプレーした後、指導者となり、3Aバッファローでは最優秀監督にも選ばれた。'09年に新球場建設の予定がある広島は、そこで今季引退した野村謙二郎を監督デビューさせたいという動きがあり、ブラウンはそれまでのつなぎとしては、うってつけの“育成のプロ”である。

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