森田あゆみが、全日本テニス選手権の頂点に立った。15歳8カ月は、'83年雉子牟田明子の15歳4カ月、'88年沢松奈生子の15歳6カ月に次ぐ史上3番目の若さでの快挙だった。昨年、初出場で'79年オープン化以来最年少ベスト8をマーク。わずか2回目の出場で、一気に優勝へひた走った。確かに、杉山愛、浅越しのぶらのトップ選手は欠場している。国際大会のレベルに照らし合わせてみれば、WTAツアー下部大会のチャレンジャーと同等だった。森田は、すでにチャレンジャーで1度の準優勝を経験していることから、全日本での優勝は驚く結果ではないのかもしれない。しかし、日本選手同士の戦いでかかる重圧と、注目度の高さは、チャレンジャーの比ではない。その中での優勝は評価に値した。
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