トップライダーとして長らく君臨してきたM・ビアッジが、最終戦バレンシアGPを最後にシートを失った。ビアッジは今季、ホンダのワークスチーム「レプソル・ホンダ」へ移籍。無敵を誇るヤマハのV・ロッシの対抗馬として、その活躍が期待された。しかし、優勝はなく、わずか4回の表彰台で総合5位に終わった。即戦力として期待されていただけに、振るわない成績により来季のチーム残留の可能性は消滅した。
しかし、チャンピオンを取る力がなくなったとはいえ、ある程度、結果を計算できる実力は魅力的で、スポンサーの後押しもあり、来季はホンダのサテライトチーム「ホンダ・ポンス」へ移籍すると見られていた。しかし、バレンシアGPで「ホンダ・ポンス」は、22歳の新鋭C・ストーナーの起用を決めた。
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