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小久保の背中を追って。松田宣浩、成長の理由。

2009/03/08

 メンバーが固定されたチームを活性化するには、新しいスターの存在が必要不可欠だ。ソフトバンクの場合、小久保裕紀が35歳、松中信彦は33歳。川崎宗則、本多雄一という二遊間コンビがいるとはいえ、主軸ではない。そんななか、'05年に希望枠で入団したのが松田宣浩だ。'04年ドラフト1巡目の江川智晃とともに、将来のクリーンアップを任せられる素材として獲得したのである。

 王貞治監督は、1年目の昨季から松田を我慢してサードで使い続けた。しかし、なかなか芽が出ない。そのオフに、巨人から小久保裕紀が加入。今季の出番は激減すると思われた。しかし、「あれだけ遠くに飛ばせるのは珍しい」と首脳陣の期待は続き、キャンプでは秋山幸二コーチに徹底的に鍛え上げられた。居残り特打を課せられ、「あれだけやっても壊れないのは体が大きいから」と、秋山コーチから冗談交じりに誉められるほどの練習に励んだ。

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