#688

記事を
ブックマークする

小久保の背中を追って。松田宣浩、成長の理由。

2009/03/08

 メンバーが固定されたチームを活性化するには、新しいスターの存在が必要不可欠だ。ソフトバンクの場合、小久保裕紀が35歳、松中信彦は33歳。川崎宗則、本多雄一という二遊間コンビがいるとはいえ、主軸ではない。そんななか、'05年に希望枠で入団したのが松田宣浩だ。'04年ドラフト1巡目の江川智晃とともに、将来のクリーンアップを任せられる素材として獲得したのである。

 王貞治監督は、1年目の昨季から松田を我慢してサードで使い続けた。しかし、なかなか芽が出ない。そのオフに、巨人から小久保裕紀が加入。今季の出番は激減すると思われた。しかし、「あれだけ遠くに飛ばせるのは珍しい」と首脳陣の期待は続き、キャンプでは秋山幸二コーチに徹底的に鍛え上げられた。居残り特打を課せられ、「あれだけやっても壊れないのは体が大きいから」と、秋山コーチから冗談交じりに誉められるほどの練習に励んだ。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
キャンペーン終了まで時間
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

0

0

0

前記事 次記事