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今年の鈴鹿8耐はベテラン勢に注目。

 WGPの最高峰クラスで、通算4勝、総合2位という日本人最高記録を残し、引退後、所属していたHRC(ホンダ・レーシング・コーポレーション)で若手の育成に努めていた岡田忠之が現役復帰を果たした。正確に記せば、すでに今年の2月、HRCのテストライダーとして復帰し、マシン開発のためにテストコースやサーキットを走り始めている。

 それから約半年。現役時代の走りを取り戻した岡田が、今年の鈴鹿8時間耐久レースに、ホンダのワークスチーム「セブンスター・ホンダ」から出場することになった。ペアを組むのは、モトGPクラスに出場している玉田誠。岡田は8耐出場が正式にアナウンスされた7月上旬、鈴鹿で行われた8耐合同テストで、2日目のJSBクラストップタイムをマーク。一線を退いて5年、39歳になった彼の速さに注目が集まった。

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photograph by Satoshi Endo

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