天才の名をほしいままにする武豊騎手が、2週連続の落馬事故に遭遇した。エリザベス女王杯でのそれは、騎乗していたポルトフィーノがゲートから飛び出した最初の一歩目で馬自身が地面に鼻面をかすめたほどの大きなつまずきに起因したもので、まさに「どうすることもできない」不可抗力の事故。馬の前方に背負い投げを決められた武騎手は、その直後には必死で立ち直ろうとしたポルトフィーノに背中、肩、上腕をしたたか踏みつけられたそうだ。診断は「両肩打撲」だったが、当日の夜になってから腕が真っ黒に鬱血したという。打撲はあとからが痛い、と言われるそれである。
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photograph by Yoko Kunihiro