ロシアのサンクトペテルブルクで行われていたフェンシングの世界選手権で、日本の女子がフルーレ団体で見事に銅メダルを獲得した。菅原智恵子、川西真紀、巻下陽子、池端花奈恵の4人で臨んだ日本はまず2回戦でフェンシング発祥国のフランスを撃破。続く準々決勝でも世界ランク1位の強豪、イタリアと大接戦を演じ、延長戦の末に17―16で破る大金星を挙げた。準決勝は惜しくもポーランドに敗れたが、3位決定戦でハンガリーに33―31で競り勝ち、五輪、世界選手権を通じて初のメダルを手にした。フェンシングにはフルーレ、エペ、サーブルの3種目があり、フルーレ団体の女子はアテネ五輪で一度は実施種目から外れたが、来年の北京五輪での復活が決まっている。北京に行くためには来年3月末の世界ランキングで4位以内に入ることが条件となるが、今回の銅メダルで通常の倍となる80ポイントを手にした日本は五輪切符獲得へも大きく前進した。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています