#1154
巻頭特集

記事を
ブックマークする

「僕でも打てますか?」阪神・森下翔太も通う『REBASE』に新人編集者が入門…本塁打のカギは体幹の動かし方と“座学”?「体重63kg以上あれば…」

2026/10/29
Number編集部の新人・元井
小学生の頃以来、ホームランは打ったことがない。そんな元高校球児が、虎の若き大砲も通う指導施設でレッスンを受ければ、果たして打棒は開花するのか。今春、小誌に加入したルーキーが体を張って検証する!(原題:[元高校球児の体験記]REBASE「あの大飛球をもう一度」)

 僕の自宅には、古い軟式野球ボールが飾ってある。土で汚れた表面にはへたくそな文字。あまりに嬉しくて、自分でマジックペンを走らせたことを今でも覚えている。

〈2012 11/24 チャレンジカップ 浦安連合戦 元井雄也 第一号〉

 小学4年生のときに初めて打ったホームランボールだ。憧れの筒香嘉智選手を真似して夢中でバットを振ったら、白球がライトフェンスの向こうまで飛んで行った。

 あの頃の僕は“超小学生級”のフィジカルを備えていた。大好物の唐揚げと白米をもりもり食べて、小学6年の時点で身長160cm、体重は76kgにまで増えた。

 自称“門前仲町のドカベン”。バットの芯で捉えれば、ホームランなんて簡単に打てるものだと思っていた。

 ところが中学生になると、“ドカベン”の自信は粉々に打ち砕かれた。周りの選手たちも成長期を迎え、もはや体格の優位性はなくなった。必死にバットを振っても、ボールが外野手の頭を越えない。いつしか監督からは、こう指示されるようになった。

「逆方向に、低い打球を打て」

 小学校の卒業文集に書いた将来の夢「プロ野球選手」を諦めたのは、この頃だ。

 高校に入学しても、状況は変わらなかった。コロナ禍を迎え、バットよりもギターを手にする時間の方が増えていた。

「もう一回、ホームランを狙ってみない?」

 大学時代は、先輩に誘われて母校・慶應義塾高校野球部の学生コーチを務めた。吉井理人さんの本を読んだり、YouTubeで指導理論は学んだけど、打撃を教えるのは苦手だった。自分で打てないのに、教えられるわけがない。劣等感を抱えたまま、後輩たちと接していた。甲子園の大舞台で快音を響かせる彼らの姿が眩しかった。

全ての写真を見る -1枚-
会員になると続きをお読みいただけます。
続きの内容は…
オリジナル動画500本以上も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
※2カ月目以降は通常価格1,300円での自動更新となります
キャンペーン終了まで日時間分秒
特製トートバッグ付き!

「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Tomosuke Imai

0

0

0

関連
記事