10/29特別増刊
巻頭特集

記事を
ブックマークする

「野球をちゃんと勉強しないと」阪神・森下翔太の覚醒を支えた“REBASE”の教え… 師匠が明かす打撃のミソとは?「右半身で打てるように…」

2026/10/20
「野球をちゃんと勉強しないと……」5年ほど前、途方に暮れた大学生が門を叩いた。「体幹の動かし方しか指導しない」と語る“師匠”が未完のロマン砲に授けた“打撃のメカニクス”とは。(原題:[強打者育成の虎の穴]森下を覚醒させたREBASEの教え)

「『構えがしっくりこない』という言葉を、今年何回聞いたでしょうか。20回ぐらい、聞いたかもしれません」

 そう語るのは、東京で野球トレーニング施設「REBASE」を営む池田則仁だ。今季、阪神の主砲としてリーグ連覇に導いた森下翔太が打撃で師事する“道場”であることから、にわかに注目を集めている。

 今年の森下は昨年と比べて本塁打数が23本から35本に増加。長打率は.463から.560に、平均打球速度も146kmから149.2kmに向上した(10月6日現在)。

 なぜ、森下はあれほど力強く、正確にボールを当てて遠くに飛ばせるようになったのだろう。だれもがそう感じる進化ぶりだ。

「今日は(アーロン・)ジャッジと(村上)宗隆さんを足したイメージで打ちました!」

 池田のスマートフォンから森下の声が聞こえてくる。9月20日のDeNA戦で甲子園のバックスクリーンに打った一発は、本人も胸を張る内容だった。

 森下は9歳年上の池田を慕い、師弟関係も6年目。いつもこうアドバイスされる。

「試合前にイメージ付けしろよ」

 その助言をけなげに守った気鋭のスラッガーからアーチの報告を受けたのだ。

 池田は苦笑いする。

「(好調だから)手がかからないかなと思ったけど、今年が、一番連絡が多かったかもしれないですね。ほぼ毎日ですから」

Tomosuke Imai
Tomosuke Imai

「プロにも行けないかも」5年前の焦りとは?

 森下が入門してきた日のことを池田は忘れない。中央大の2年秋以降、打率が1割台に低迷。3年秋も復調のきざしが見えず、途方に暮れて救いを求めてきた。

特製トートバッグ付き!

「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by SANKEI SHIMBUN

0

0

0

関連
記事