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「後ろの鳥越ヘッドが凄く…」元山飛優が西武時代に学んだ“声出し”と阪神ベンチを照らす“陽キャ”ぶり「持ち上げ上手すぎる」【阪神タイガース】
「猛虎の遊撃」の座を射止めた元山飛優の人柄を知るなら、阪神加入後初めてのヒーローインタビューがちょうどいい。延長11回サヨナラ勝ちを収めた7月21日のDeNA戦。髙寺望夢の決勝打につながる安打を放ち、お立ち台に呼ばれた。アナウンサーからの最初の質問は「どんな気持ちで初スタメンに臨んだか」。元山は、こう返した。
「まだ僕のことを知らない人が多いと思うので、一回、自己紹介入ってもいいですか」
質問は脇に置いておいて、まさかの「自己紹介オファー」。甲子園の虎党は大歓迎とばかりに大いに沸いた。
長野・佐久長聖高-東北福祉大-ヤクルト-西武の経歴が「東の人」の印象を抱かせる。だが、背番号00の27歳は、中学卒業まで大阪府東大阪市で過ごした筋金入りの「関西人」である。笑いもコミュニケーション力も生活必需品のように携えていた。
その親しみやすい性格は、ヒーローインタビューの翌日にも表れた。スポットライトを浴びた感想を聞くと、「昨日は寝落ちしちゃいましたよ。気付いたら朝でした。ヒーローインタビューで力を出し切っちゃいましたね」と笑わせてくれた。
チームの雰囲気を作る「人懐っこさ」。
今でいう「陽キャ」の新顔は、虎のムードメーカーに自然と収まった。試合中はベンチで絶え間なく声を張り上げる。故障もあって控え出場に甘んじた前半戦。軽快な守備よりも先に、「めちゃくちゃ声を出すやつがいるぞ」という評判が阪神担当記者の間に広まった。
「プロだからって、そんな凝ったことを言っているわけじゃないですよ。出している声は、小学生でも出せる内容です。『切り替えていこう』とか、『落ち着いていこう』とか。試合に出ている選手はみんな集中しているから、言葉を多くかけても耳に入ってこない。それよりも、ベンチのムードが明るくなる声が大事だと思っています」
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