#1131
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【下柳剛の視点】「阪神バッテリーの逃げの姿勢が…」対照的だったモイネロと才木浩人、そして打線全体の積極性「両軍の監督は2戦目より3戦目を重視した」《日本シリーズ第3戦の詳細解説》
2025/11/07
1勝1敗で舞台は甲子園に移った。ソフトバンクは4回に山川の2試合連続本塁打で同点とし、6回に柳町の適時三塁打で勝ち越し。その裏、2死一、二塁のピンチを遊撃今宮の美技が救った(写真)。4回から毎回得点圏に走者を背負うも、4投手のリレーで凌いだ(原題:第3戦 阪神1-2ソフトバンク 下柳剛「攻めの姿勢が対照的だった才木とモイネロ」)
タイガースは起こしちゃいかん人を本当に起こしてしまったな。
先発の才木君は立ち上がりから、めちゃくちゃよかったよ。1回表、先頭の柳田君への初球で154kmの真っすぐを投げて二ゴロに詰まらせた。プレーボール直後のインコース真っすぐって、なかなか投げきれないところがあるけど、才木君はブルペンの時からしっかり準備してきたのだろうね。三者凡退で片づけた1回に投げた8球はすべてストレート。圧巻の投球だったな。
それなのに、2回に山川君と向き合うと、変化球を立て続けに投げて四球を与えた。才木君の一番いいボールは何か。いくら山川君でも、立ち上がりの才木君の真っすぐを一発で仕留めるのは難しかったはずだ。
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photograph by Hideki Sugiyama
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