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「今日死ぬと覚悟を決めた人間だけが生き延びる」総合格闘家・若松佑弥が体現する上杉謙信流の“真の強さ”「試合になったら僕が一番強い」《ONE Championshipフライ級MMA世界王者》

2025/10/07

 もっと評価されるべきMMAファイターがいる。今年3月23日、ONE Championship日本大会での世界フライ級王座決定戦で前評判を覆してアドリアーノ・モラエス(ブラジル)を1RTKOで撃破し、新王者になった若松佑弥だ。

「夢が叶ったという部分で自信がつきました。ああでもないこうでもないと悩むこともあったけど、結果的にそれで良かったと思えたので」

電信柱や線路を血まみれになるまで拳で叩き続けた少年時代

 子供のときから強さに対する憬れは人一倍。生まれ育った鹿児島では「ステゴロ(素手による喧嘩)で世界一になる」と意気込み、その過剰な思いをケンカで発散させていた。ときには電信柱や線路を血まみれになるまで拳で叩き続けることもあったという。

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photograph by ONE Championship Susumu Nagao

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