#1123
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「気持ちが弱かったですね」狼雅が語る“外国出身初の高校横綱”という肩書の重圧「…でも最終的に抜けばいい」《若手連続インタビュー②》

2025/07/07
20代の進境著しい相撲界。若き東西横綱に追いつくべく日々稽古に励む若き4人のフレッシュな素顔に迫る。(原題:[若手連続インタビュー]未来を切り開くのは俺だ 狼雅)

 狼雅の2025年は入門以来初の休場で始まった。右ハムストリングの肉離れでいったんは十両へ陥落したが「自分の弱いところを知ることができた。また頑張ればいい」と再入幕の夏場所は右を差し、左は浅い上手を引きつけながら攻める本来の相撲もすっかり取り戻して9勝。復活の狼煙を上げた。

 ロシアで生まれ、14歳のときにモンゴルに移住。日本で開催された白鵬杯に出場し、上位入賞したことがきっかけで、鳥取城北高へ相撲留学すると、高3で外国出身初の高校横綱に輝いた。高校卒業後、「鳴り物入り」で角界入りするも、関取目前で何度も壁に撥ね返された。

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photograph by Takuya Sugiyama

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