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「球団とファンの間に大きな分断が起きている」バウアーが語るデータによる“野球の変化”と34歳の野心「沢村賞を獲得するために必要なのは…」《独占インタビュー》

あのバウアーを、シーズンを通して見られるとは! なんという喜びだろうか。
2025年、トレバー・バウアーが横浜DeNAベイスターズに帰ってきた。一昨年、シーズン途中から合流し、10勝4敗の好成績を収めたことは記憶に新しい。
「横浜でプレーできたことは素晴らしい体験だった。シーズン終盤にケガをしてしまったのが悔やまれるけど、いい仕事ができたと思うし、日本の野球を学べたからね。自分にとっては初めて訪れた球場、ファンとの出会い。2年前の楽しい体験があったからこそ、今年またベイスターズに戻ってくることに決めたんだ」
昨季はメキシコリーグで10勝0敗と無双状態を誇ったが、実は健康面で大きなトラブルに見舞われていた。
「コレラに感染したんだ。なお悪いことにその後、ギラン・バレー症候群を発症してしまった。去年、ドジャースのフレディ・フリーマンの息子さんが罹患して報道されていたけれど、本当に怖い病気だった」
ギラン・バレー症候群とは、末梢神経に障害が生じることにより、手足にしびれが起きて力が入りにくくなるもので、顔面筋肉の麻痺といった症状も報告されている。
「この病気にかかると、長い期間にわたって闘病しなければならない人も多い。僕の場合、歩いたりするといった人間の基本的な機能を取り戻すことができた。こうしてまた野球ができるのも、幸運としか言いようがない。それにしても、恐ろしい体験だったよ」
今季のプレーの場に日本を選んだのも、このメキシコでの体験が少なからず影響を及ぼしたようだ。幸いなことに順調に回復、秋からのトレーニングもストイックに進め、今年に入ってからベイスターズと再び契約することを決めた。
続きの内容は…
- 2年前のシーズンで戸惑った「意外なこと」とは?
- ダイエットにも励み、開幕前の体重は約94kgに
- 分析能力の向上で生まれた球団とファンのギャップ。
- 「沢村賞を獲得するために必要なのは…」
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