#1107

記事を
ブックマークする

「150km出なかったのか、と」ファイターズ・鍵谷陽平が最後まで捨てなかった野心と新庄監督の驚きのDM【引退試合】

2024/11/04

 ストレートを投げれば150kmを出せると思っていた。用意された舞台は引退試合だったのに、その自信もあった。育成契約から支配下登録を勝ち取ったプロ12年目、鍵谷陽平はストレートにさらなる磨きをかけようと取り組んできた。9月25日のエスコンフィールド――イーグルスとの試合で鍵谷はプロ1年目以来、11年ぶり3度目となる先発のマウンドへ上がる。そして先頭バッターの小郷裕哉への初球、鍵谷はストレートを投げ込んだ。しかし、スピードガンの表示は147kmだった。

「手応えはあったのに『150km出なかったか』と思いました。もともと今年、最低でも150kmを出して、来年、さらに上積みするつもりでしたから……」

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by SANKEI SHIMBUN

0

0

2

前記事 次記事