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「なめた若者」から「誠実で真摯なベテラン」に…ダルビッシュ有、プロ20年目で到達した「感謝の200勝」

2024/06/05
日米通算3225奪三振(5月21日現在)は歴代3位で2位の米田哲也の3388も射程圏

 大記録への感慨以上に、感謝の言葉が並んだ。米国時間5月19日、パドレスのダルビッシュ有が、日米通算200勝を達成した。日本ハムに入団した2005年以来、プロ20年目。日本で93勝、米国で107勝を積み上げ、日米通算では野茂英雄、黒田博樹以来3人目、日本球界としては史上25人目となる大台に到達した。

「2018年が一番苦しかった。そこを乗り越えられたのはやっぱり家族がいたからだと思います」

 '15年の右肘手術から復活後、カブスに在籍した'18年5月下旬、完治したはずの右肘に異変が生じた。検査を受けてもなかなか原因が特定できず、わずか8試合の登板でシーズンを終えた。闇に紛れ込んだ期間、励みになったのが、家族の存在だった。当時の心境を「子供たちが増えて、前よりは寛容になりました」と振り返るなど、内面も変化してきた。

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photograph by Getty Images

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