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《ダルビッシュ有の名勝負②》2008年CS:“絶対的投球”とバトンを渡された武田勝「言葉でも西武相手に切り込んでいった」

2024/06/22
「普通の内⾓球かと思ったら(内に)曲がってきて〝危ない〟と思った」と語った中島は翌日も無安打

 すべてが自分とは真逆で、いつもキラキラと輝いて見えた。

「正直言って彼は背もあって、格好良くて、モテて、言葉にも力があって……」

 武田勝がダルビッシュ有に抱くコンプレックスは止まらない。

「とにかく全部揃っている。野球だって力で上り詰めて、さらに天才なのに努力してあんなピッチャーになった。でも僕は人の嫌がることとか、野村(克也元ヤクルト監督)さんに教わった『弱くても勝てる』とか、そういう感じできた選手ですから……」

 それでもそんな真逆な2人が対になって挑んだ戦いがある。2008年のパ・リーグ、クライマックスシリーズ、西武との第2ステージだった。

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photograph by KYODO

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