引退後はなにを? 現役時代に問われたシャビ・アロンソはこんなことを語っていた。
「監督としてはどうだろう。否定はしないが、しっかり準備しないと。それにソフトウェア業界やモバイルアプリ開発にも興味がある」
時がたち、端正な若手監督はアプリ開発はさておき、ピッチでぴしゃりと結果を出した。アロンソ率いるレバークーゼンは負けることなくドイツ王者となり、ELでも躍進した。欧州で最も旬な監督だ。
本人はいまひとつ指導者としての未来に確信はなかったフシもあるが、信じた人は多かった。1年半ほど前、レバークーゼンのSDシモン・ロルフェスは知る限りの知人にアロンソについて話を聞いて回った。あれは将来素晴らしい監督になる――誰もが口を揃えた。
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photograph by KYODO