特別増刊
巻頭特集

記事を
ブックマークする

「私には伸びしろがたくさんある」樋口新葉と涙の五輪選考漏れ…復活後に見せた“ワカバ・ボンド”の輝き<レポート/2018年>

(初出:Number PLUS FIGURE SKATING TRACE OF STARS 2017-2018樋口新葉 「涙をこえて、心は4年後へ」)

 “ワカバ・ボンド”は、やはり最強のスパイだった。平昌五輪の出場を逃した17歳は、2018年世界選手権で名だたるオリンピアンを押しのけ銀メダル。五輪落選の伏兵が、本領を発揮する大会となった。

 樋口新葉にとって、涙の1年だった。今季、樋口を支えたのは、勝負曲となるフリー『007 スカイフォール』。ボンドに扮するプログラムは、今までやったことのない『格好良い動き』が詰め込まれた難度の高い内容だったが、しっかり演じれば演技構成点を狙える。

「とにかくジャッジにアピールすること。そしてコレオシークエンスやつなぎで、皆がやらない動きをたくさん練習しました」

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Asami Enomoto

0

0

0

前記事 次記事